永倉万治作品目録/第151号
永倉万治作品目録

第151号 参考作品本

2010/11/07 

    『閻魔様に嫌われた男』 (亀谷末太郎:著)

 ★ 被対象本

 1  2007(H19)年6月1日

 2 日本文学館

 3 四六判(189mm×128mm)

 4 978−4−7765−1413−8

 5 ¥840

 6 ノンフィクション(闘病記)

 7 健康だけが取り柄だった。脳疾患発症。脳腫瘍―三途の川を見る。脳梗塞発症―医師から死を宣告されながらも甦る。脳腫瘍再発―死の淵から舞い戻る。閻魔様に嫌われた男の体験記。 (「BOOK」データベースより)

 8 奥付に著者の略歴あり。

 9 著者の書き下ろしノンフィクション闘病記。
  闘病中に永倉の『大復活』に出合い、永倉に手紙を書いている。
 ≪永倉さんの本を全部読みました。永倉さんと連絡が取りたくなり、(略)私の状況を手紙にしました。
  返答は「生き抜くためには自分の力を信じ、自分で生きていくしかない」と書かれていました。
  人に頼ろうと思う気持ちがあったようです。永倉さんからの回答は、私にはきついものでした。でも、生きる気力が湧いてきました≫
  亀谷は永倉から気功師も紹介され、気功を受けている。
 ≪三度ほど通いましたが(無職の自分には)支払いが厳しいので、永倉さんが言われるように、自分の力を信じ、体力をつけ、自分で仕事を見つけ生きて行こうと誓いました≫
 ある日、亀谷はテレビを観ていて永倉の死を知る。
 ≪画面は永倉さんの住んでいた家の中を写し、奥さんが永倉さんのことを話しています。永倉さんが亡くなったんだ。私に生きる力を与えてくれた永倉さんが死んだんだ。
 私も、自分が生きるために、病気との闘いを書いていました、それを永倉さんに読んでもらいたかった。夢が一つ消えました。永倉さんとの連絡をとることができたので「ご冥福をお祈りします」弔文を永倉家に送らせていただきました≫

10 「万治くらぶ」第347号参照

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