★ 被対象本1 2007(H19)年6月1日
2 日本文学館
3 四六判(189mm×128mm)
4 978−4−7765−1413−8
5 ¥840
6 ノンフィクション(闘病記)
7 健康だけが取り柄だった。脳疾患発症。脳腫瘍―三途の川を見る。脳梗塞発症―医師から死を宣告されながらも甦る。脳腫瘍再発―死の淵から舞い戻る。閻魔様に嫌われた男の体験記。 (「BOOK」データベースより)
8 奥付に著者の略歴あり。
9 著者の書き下ろしノンフィクション闘病記。
闘病中に永倉の『大復活』に出合い、永倉に手紙を書いている。
≪永倉さんの本を全部読みました。永倉さんと連絡が取りたくなり、(略)私の状況を手紙にしました。
返答は「生き抜くためには自分の力を信じ、自分で生きていくしかない」と書かれていました。
人に頼ろうと思う気持ちがあったようです。永倉さんからの回答は、私にはきついものでした。でも、生きる気力が湧いてきました≫
亀谷は永倉から気功師も紹介され、気功を受けている。
≪三度ほど通いましたが(無職の自分には)支払いが厳しいので、永倉さんが言われるように、自分の力を信じ、体力をつけ、自分で仕事を見つけ生きて行こうと誓いました≫
ある日、亀谷はテレビを観ていて永倉の死を知る。
≪画面は永倉さんの住んでいた家の中を写し、奥さんが永倉さんのことを話しています。永倉さんが亡くなったんだ。私に生きる力を与えてくれた永倉さんが死んだんだ。
私も、自分が生きるために、病気との闘いを書いていました、それを永倉さんに読んでもらいたかった。夢が一つ消えました。永倉さんとの連絡をとることができたので「ご冥福をお祈りします」弔文を永倉家に送らせていただきました≫10 「万治くらぶ」第347号参照
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